タクミカメラの想い


みなさまへ
本日はタクミカメラのWEBサイトをご覧にいただきまして、誠にありがとうございます。
タクミカメラは昭和22年創業、私たち夫婦で3代目の小さな小さな写真屋です。
引き継いでようやく5年目、”写真を愉しく撮ることからカタチに残すこと”まで
お手伝いできればと日々愉しいことを模索する毎日です。
そんな中、2014年6月のフォトNEXTで写真家の浅田政志さんから
素敵なお話を伺ったので、ご紹介させていただきます。

東日本大震災の後、瓦礫としてCDやDVDが散乱する中、
なぜか写真だけは束にまとめられ、ゴミとは分けて置かれてあったと。
自衛隊の方、地元の方、ボランティアの方が、「写真は大切なもの」
としてゴミの中から拾い集めておられたと。

その写真の束を見つけた方が、”この写真をきれいにして持ち主の方に
戻さないと”と、写真救済ボランティア活動が始まり、地元の方、
ボランティアの方が、持ち主の元へ写真を戻すため、泥や海水で汚れた
写真を1枚1枚やさしく丁寧に水の中で洗い、重ならないように、
体育館いっぱいに、洗濯ばさみで干して乾かし続けたとのこと。

1枚の写真が持ち主の元に戻ったとき、
持ち主の方々は本当に本当に喜ばれたと。

たった1枚でも、その1枚の写真が持つ力の大きさは、
とてつもなく大きいと。

今世の中はデジタル化が進み、写真を撮る人は増えている。
シャッターを切る回数は過去最大に増えている。
でも、”撮るだけ”でプリントしない人も増えている。

現に被災地で救われた写真は、ほとんどがフィルム時代のプリントばかり。
最近のデジタルプリントは見当たらなかったと。
デジタル写真はデータのまま、CDやDVDの中に入ったまま、
今もなお瓦礫の中にゴミとして埋もれていると。

持ち主の元に返された写真はプリントしてあったからこそ救われ、
持ち主の元で大きな大きな力を引き出したと。

写真が持つ力を最大限にするには
“プリントすること”
“カタチに残すこと”

写真を見たくなるときはどんな時か?
人生の節目、大切なものを失った時…

そういう時に写真の持つ力は最大になる。

思い出を想い返すにはどうしたらよいか?

写真は撮って終わるのではなく、
プリントして後で見るから意味をなすんだということ。
思い出を写真というカタチに残しておくことの大切さ。

浅田さんのお話を伺って、写真屋の存在意味を再確認し、
写真屋の現状は非常に厳しいものがあるのですが、
できるところまでとにかく続けてみよう!と思った次第です。

これからも、写真の持つ力を最大限にするお手伝いを続けられたら
との想いで、愉しみながら頑張ってまいりますので、
応援よろしくお願いいたします!

みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

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タクミカメラ 鈴木慎二&貴美子